行列のできる店

この本は顧問先にも飲食店が結構あるため、思わず買ってしまいました。

なぜあの店だけが流行るのか?―「行列のできる店」に学ぶビジネス成功の法則

私自身はビジネスの基本形は飲食店にあると常々思っており、このシンプルで単純で分かり易い飲食というビジネスは奥深さもあり、大変興味があります。
この本はいかに中小の飲食店が大手資本のチェーン店と差別化して、行列の出来る店にするかを一番大きなテーマとしています。
著者によれば、現在飲食（外食）の市場は成熟された市場であり、大手チェーン店が大きな力を振るう成長市場ではないことに力説しており、店の運営方法しだいではチューン店も及ばない行列の出来る店にすることは十分可能である事をいろんな観点から明らかにしています。
この本は飲食店に限らず、かなりいろいろなビジネスに共通した問題点を提起しており、税理士事務所経営の観点で見ても面白かったです。
なぜかというと、税理士事務所の市場も飲食業と同じ成熟した市場であり、大手資本が育たない地場産業であり、その中でファンを増やしていくと言う考え方は、ほとんど一緒だからです。
この本の作者は、ある面天才ですね。
この本を読むと、ファミレス等のチェーン店にはなるべく行きたくなくなることは間違いありません。
他のビジネスに携わっておられる方もぜひご一読を！
（私は辛口になるときもありますが褒めるときは褒めます。）