yoshida's blog

京都で税理士をしている吉田貢のブログです。

WEB2.0でビジネスが変わる

素人がWEB2.0を理解する 第1弾


最近、WEB2.0という言葉がよく出てきます。
しかし、この言葉を正確に説明できる人はものすごく少ないのはなぜでしょう?
私自身もWEB2.0の説明を求められても、説明した人を納得させる自信がありません。
日本を代表するWEB2.0の企業といわれている「はてな」の顧問税理士としてはこれはまずいと思い何冊かの本を買いました。

これはその内の1冊です。


Web2.0でビジネスが変わる [ソフトバンク新書]

Web2.0でビジネスが変わる [ソフトバンク新書]


著者によると、

WEB2.0」とは典型的なバズワード(BUZZWORD)だと僕は思う。「バズワード」とは、専門家や通人が好んで使うもっともらしい用語の事であり、オンライン辞書の「goo辞書」(http://dictionary.goo.ne.jp)では、「具体的な意味や適用例などを想像しにくい語や、流行として消費されるような語を風刺していう」と解説されている。

との事です。
なるほどなるほど。
ウィキぺディアで「WEB2.0」を検索すると

Web 2.0(ウエッブにいてんぜろ、ウエッブつうぽいんとおう)とは、World Wide Webの様々な点での進化を総称したものであり、アーキテクチャやアプリケーションを含んでいる。しかし、その意味について明確な合意が形成されているとは言い難い。
近年流行のバズワードの代表格として広く知られる。
現在、以下のような言い方をされている。

  1. ウェブサイトは、孤立した情報の貯蔵庫からコンテンツと機能の発信源へと変化し、ウェブアプリケーションを一般ユーザー向けに提供するプラットフォームとなりつつある。
  2. Webコンテンツ自体を作成し配布しようとする社会現象は、開かれたコミュニケーション、権威の分散、共有と再利用の自由、会話の市場性などから性格づけられる。
  3. Webの経済価値は1990年代末のドットコム・バブル期とほぼ同程度の潜在的価値を示しつつある。


最近開発された多くのコンセプトと技術は Web 2.0 をもたらす要素とみなされる。それには、ブログ、SNS、ウィキ、ポッドキャスティング、Webフィードのような多対多のパブリッシングが含まれる。また、ソーシャル・ソフトウェア、Web APIWeb標準規格、Webサービス、Ajaxなども Web 2.0 を構成する要素である。これらを個別の現象と見ずに、進行しつつある Web アーキテクチャの成熟過程の一部として見た時に Web 2.0 と総称するのである。
現状の Web を Web 1.0 と称して対比させることもよく見受けられる。Web 1.0 として代表的に言われるのは、ホームページという概念、勝手にでしゃばってくるマーケティング関連サービス、サイトコンテンツの障壁、ブログの非互換による相互運用性の阻害などである。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Web2.0

???これを読んで理解できる人はどれだけいるでしょう?
内容もそうですが、元々言葉として明確な合意がされていないものを説明するのはそら難しいですよね。

もともと「WEB2.0」とはプログラマー向けの書籍を出版しているティム・オライリー氏の提唱した「7つの定義」から来ているようです。

その7つの定義とは
1. プラットフォームとしてのウェブ
2. 集合知の利用
3. データは次世代の「インテルインサイド」
4. ソフトウエアリリースサイクルの終焉
5. 軽量なプログラミングモデル
6. 単一デバイスの枠を超えたソフトウエア
7. リッチなユーザー体験


とりあえず1から7までのどれか一つに当てはまればそのサービスは2.0的といえるそうです。


これもわかったようなわからないような・・・・
しかしこの定義も逆に「あいまいさ」から色々な解釈が生まれ普及していったようです。


この著者も、WEB2.0を理解するのは「とりあえずユーザーになってみる」事を薦めています。
この本は、現在2.0と呼ばれているサービスが現在社会にどのような影響を与えているかを実例で紹介しています。
特に広告・マスコミ・メディアに対する影響の分析は中々面白いです。
技術系でない人がWEB2.0を理解するのにお勧めの本ですね。


しかしこの本を読んだ後でも「WEB2.0」を説明しろと言われてもやっぱり難しいですね・・・・