yoshida's blog

京都で税理士をしている吉田貢のブログです。

米グーグル副社長のインタビュー

日経ビジネス2006.9.25号の編集長インタビューで米グーグル副社長のヴィントン・サーフ氏のインタビューが掲載されていました。



その中で最近の私のテーマであるWEB2.0については

問 大流行する「ウェブ2.0」という言葉をどう捉えていますか。
答 新しい用語が登場すると、それぞれ違う定義をもつ人がたくさん出てくる。だからみんな「どんな意味があるのか」と興味を抱くというわけです。その言葉に大きな意味があるわけではなく、インターネットの技術と利用の急速な拡大によってビジネスや社会が大きく変化しているという現実を直視すればいいのです。

と述べています。(なぜか妙に納得)


次に印象的だったのは、シリコンバレーではなぜグーグルのような企業が生み出せて、日本や他国からは出てこないかという問い対しては

シリコンバレーでは失敗は経験の印であり、「なぜ失敗するのか」を知っている事を意味します。そうした人に投資しようとするベンチャーキャピタルがあり、人材も豊富です。

と述べています。
この事は以前からわかりきっている話なのですが、日本でそのような環境が出来ないのはなぜでしょう。


以前ある経営者の方と話をしているときに、他のある経営者の人が話題になったのですがそのとき話をしていた経営者の方が「だけどあの人は一回会社を潰しているしね。」と少し否定的な言い方をされていました。


失敗した人でもチャレンジした事に敬意を払い失敗を経験と捉える米国人と、失敗を前科のように捉える日本人、やっぱり日本ではシリコンバレーのような環境は無理でしょうね。

しかし日本にもそんな環境できたら…と期待するのは私だけでしょうか?
それには日本人の考え方自体がドラスティックに変わらないと無理でしょうね。