マンガで読む「国防入門」
最近、私の趣味日記http://d.hatena.ne.jp/eqyoshi2/を読んだ方から、「吉田さんって軍事オタクなの?」と聞かれました。
確かに架空戦記ものはけっこう好きで読んでますが、軍事知識はそれ程深いものではありません。私レベルの知識の人間に「軍事オタク」と聞かれるのは本物の「軍事オタク」の方々に失礼です。
軍事オタクといえば、この人も相当軍事オタクではないでしょうか?前防衛庁長官の石破茂氏です。
その石破氏が今度出版した本が「マンガで読む国防入門」です。
- 作者: 石破茂,原望
- 出版社/メーカー: あおば出版
- 発売日: 2007/01/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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申し訳ありませんが、立ち読みで全部読んでしまいました。
この本の内容はごく当たり前の正当な主張だと私は思うのですが、その当たり前の議論がまともに出来ないのが今の日本です。
今まで日本が守ってきた「専守防衛」という幻想のせいで自衛隊はすごくいびつな軍隊となっています。
1機100億円もするF-15Jは、対地攻撃能力がまったくなく、北朝鮮のミサイル基地を攻撃しようにも体当たり攻撃くらいしかない事や同じく1隻千数百億円するイージス艦も対地攻撃能力がまったくないという現実。
また日本が後生大事に守ってきた「平和憲法」のおかげで、マスコミを含めて軍事に無知な国民を大量生産してきたため、まともな国防の議論が出来ない日本の現状がよく分かる本です。