yoshida's blog

京都で税理士をしている吉田貢のブログです。

日本における自動車販売台数の落ち込みと環境問題

日本では最近自動車が売れないらしい。

新車販売、30年ぶり低水準 上半期180万台割れ
http://www.sankei.co.jp/keizai/sangyo/070703/sng070703005.htm

今年上半期(1〜6月)の自動車の新車販売市場は、軽自動車以外の登録車が不振から抜け出せず、30年ぶりの低水準を記録した。昨年まで拡大基調だった軽自動車も4年ぶりに成長が止まり、消費者の「自動車離れ」の深刻さがあらためて浮き彫りになった。
 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は2日、上半期新車販売台数を発表した。
 自販連によると、上半期の登録車販売は前年同期比10.5%減の178万8440台。180万台割れは昭和52年以来30年ぶりで、ピークだった平成2年の約305万台の6割程度にとどまった。
 また全軽自協によると、上半期の軽自動車販売は105万4080台で同1.7%減。過去最高だった前期に次ぐ高水準だが、4年ぶりのマイナスとなり、成長が頭打ちとなったかたちだ。
 登録車と軽自動車を合計した新車全体でも284万2520台で7.4%減。2年連続の減少で、昭和60年以来22年ぶりの低水準だった。新車全体に占める軽自動車の比率は37.1%で、過去最高となっている。
 国内自動車市場はここ数年、登録車不振を軽人気で補い、販売台数を維持してきた。だが、軽の頭打ちにより、市場の縮小懸念が強まった。
 各社は「下半期は新車投入を予定し、前年超えを果たしたい」(渡辺捷昭トヨタ自動車社長)と期待をかけるが、「若者を中心に自動車への関心が薄れている」(関係者)との指摘もある。
 自販連は「(購入や維持の負担が大きい)自動車関連税制の見直しでもなければ、回復は見込めない」との見方を示している。
(産経新聞 2007/07/03 08:27)

確かに、今の日本人は車にだんだんと興味を失ってきているような気がする。
大体、最近の自分がそうだ。
私はもともとスバルの車が好きで今はレガシィに乗っている。車雑誌もよく買うし車好きな方だが、最近車はなんだかどうでもよくなってきた。
4月から禁煙のため増えてしまった体重を減らすべくスポーツジムに通い始め、ダイエットにいいといわれる自転車に乗り始めたら、いい自転車は欲しいが特にいい車に買い換えたいという気持ちがあまり無くなってきた。
特に自転車に乗り始めたら、無公害で環境にも優しく便利で楽しい自転車の価値に気がつき、エコも意識しだしたような気がする。
実際、最近の休日はレガシィに乗る事はほとんどなく、家族でどこかへ行くときも家にもう一台ある軽自動車のスバルのステラばっかり乗っている。
私は京都から岩手の実家に年2回車で帰省するので、今はレガシィのような車が必要だが、車で帰る事がなくなれば、もっと小排気量で燃費のいい車に買い換えたいと思う。
しかし、皮肉なもので各自動車メーカーが一生懸命表面上は取り組んでいるように見える「エコ」「環境」問題、本当はメーカーがいうところの環境に優しい新車を買うより、新車を生産する際に必要な多量のエネルギーを考えると、今の車を大事に乗り続けて、必要なときしか乗らず、なるべく自転車などに乗るようにしたほうが、ずっと環境に優しい気がする。
自動車メーカーには悪いが、日本の自動車の販売台数減少は決して悪い事ばかりじゃない。