yoshida's blog

京都で税理士をしている吉田貢のブログです。

税理士試験の合格者を増やすべき

今年度の税理士試験の合格発表がこの前の14日に行われました。私達の事務所でも職員2人が受験してどちらも合格して欲しかったのですが、2人ともいい結果ではありませんでした
来年こそは事務所としてもそして本人自身の為にも結果を出して欲しいと思います。
その税理士試験ですが、国税庁の発表によると受験申込者数64,706人中合格者は1,014人だったようです。
http://www.nta.go.jp/sonota/zeirishi/zeirishishiken/shikenkekka2007/08.htm

それと今年度の公認会計士試験ですが、願書提出者20,926人中合格者が4,041人と前年比で30%増と大幅な増加となっています。
http://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/ronbungoukaku_a.html

受験者のレベルを考えると単純な比較は出来ないだろうし、税理士の場合は税務署OB出身者などもいるので一概に言えませんが、この合格者数の差はどう考えたらいいのでしょう。
資格というか仕事のニーズとしては税理士の方が圧倒的に多いと思いますので、今後は公認会計士の税理士業務への大量進出が考えられます。
別に公認会計士を大量に輩出するのが国の方針なら、それでもかまわないと私は思いますが、それなら公認会計士だけでなく税理士試験の難易度も少し下げて合格者を増やさないと、税理士試験を受ける受験者が今後はどんどん減少するのではないのでしょうか?
このままでは「税務がしたい」「税理士になりたい」という人間までが公認会計士試験に流れていきかねません。税理士試験に必死になって取り組んでいる人間が、アホらしくなる様な事態は避けて欲しいと思います。

(後日注記)公認会計士は申請するだけで税理士となる事が出来ます。