yoshida's blog

京都で税理士をしている吉田貢のブログです。

プレイングマネージャーとしての税理士

ここのところけっこう仕事が忙しくてバタバタしているのだが、その原因というか今の自分の状況を考えてみた。
そもそも税理士事務所というのは自分の事務所も含めてだが、マネージメントと業務の区別がつかずどちらもこなさないといけないプレイングマネージャーのスタイルの税理士が圧倒的に多いと思う。

税理士事務所にとってのマネージメントとは

  • 新規顧客獲得に向けてのマーケティング活動
  • スタッフの指導・管理
  • スタッフが担当している顧問先の申告書チェック、同行訪問、税務調査立会い
  • 顧問先の方との飲み会とゴルフ(笑)

今自分自身でも行っている業務としては

  • 顧問先の担当
  • 担当顧問先の決算申告作業
  • スタッフが出来ないスポット業務の担当

自分の感覚としては、現在は業務8割マネージメント2割ぐらいだろうか。
出来る限り業務の方は減らしてマネージメント(特にマーケティング)に労力を注ぎたいのだが、それがなかなか出来ないのが最近の状況だと思う。
まず業務を減らせない理由を考えてみたら、やはり自分しか担当できない顧問先の数がそこそこあることだと思う。自分が担当している顧問先は自社で経理処理をしている会社が多く、非定型的な仕事が多いためスタッフに手伝ってもらえない仕事も多い。
担当している会社を減らそうとは思うのだが、やはりどうしても自分以外が担当できないと思われる顧問先がある。逆にいえば引継ぎが可能な顧問先はほぼ引き継いだ状態である。
これは自分の思い込みで、中には担当者に引き継いでも問題ない会社もあるかも知れないが、社長が厳しい方だったり、またそこそこの顧問料を頂いている顧問先には職員に担当させにくい。
新規のお客様の場合は意外と最初に担当者をつけやすいのだが、新規の顧問先でもそこそこの規模の会社だったり、前の税理士に不満があって高いレベルの業務を要求するお客様に対しては、自分が担当しないといけないかなあというケースも多々ある。
また一人で独立開業していた頃に顧問先となっていただいた会社は、やはり引継ぎにくい面もある。

自分の担当を減らしていきたいとは思うのだが、毎日夜遅くまで仕事をしているわけでもないので余力はある。
しかし今までの経験上、営業やマーケティングは気持ちや時間に余裕のあるときでないとなかなか取り組めないので、マーケティングに時間を使えるようにする事を今年のこれからの課題にしたい。