yoshida's blog

京都で税理士をしている吉田貢のブログです。

500万円のスバルレガシィは売れるか?


少し前に富士重工業(スバル)の子会社であるスバルテクニカインターナショナル(略称:STI)が、レガシィツーリングワゴンびB4に独自の仕様・装備を施した限定車「S402」を発表した。

価格を見るとセダンが535万円、ワゴンが549万円となっている。ベース車となるスバルレガシィ2.0GTが300万円ちょっとなので標準車より200万円以上高い車となる。
2009年2月末受注分までの限定402台の限定生産であり、おそらくはすぐに売り切れとなると思う。
内容を見るとおそらく差額の200万円以上の価値は十分にあり、ヨーロッパのBMWやアウディの同等車以上の素晴らしい仕上がりになっているはずだ。
このS〜の限定車はレガシィのシリーズでは毎回製作し、いつも販売後まもなく売り切れとなるほど人気で、日本にも車のことをよくわかっているユーザーが存在することをよく表している。
それなら限定でなくラインナップに加えたらいいかというと、おそらく台数はあまり出ないマニアックな車に過ぎなくなると思うし、スバルもこの車では利益はあまり出ないはずだ。
私もレガシィのオーナーだが、実際このS402を買うかといわれたらおそらく買う事はないだろう。
なぜならもう少し頑張れば、BMWやアウディといったヨーロッパのプレミアムブランドといわれる車に乗ることも可能だからだ。
この価格帯になってくるとやはりオーナーはある程度のプレミアム性を車に求めるし、200万円ちょっとの価格帯からあるレガシィをいくらいじろうと所詮はレガシィでしかない。
スバルも本気でプレミアムブランドを目指すなら、レガシィより上位クラスの車種が必要と思う。(そのために軽自動車を切り捨てたようだし・・・)


結論

500万円のレガシィは限定なら売れるが、レガシィにそれだけの値打ちを見い出す人は少数派に過ぎない。