だから税理士はやめられない
本来は税理士志望の方が読むべき本なのでしょうが、この手の本はついつい買ってしまいますね。
- 作者: 入江俊輔
- 出版社/メーカー: 住宅新報社
- 発売日: 2009/10
- メディア: 単行本
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入江先生がこの本の中で書かれている事はそのとおりでよーくわかります。しかしそれはあくまでも開業税理士として読んだらよくわかるという事で、一般的な税理士志望者が読むと勘違いしてしまうと思います。
そもそも何年も前から若手税理士の独立はそんな簡単なものでなく、私達の支部でも本当に若手で独立している先生が減っており勤務税理士が激増しています。
この本は入江先生という独立してわずか5年でスタッフを6人も抱えるような事務所にしたメチャメチャ営業が出来る税理士が書いた本で、一般的に税理士を志望する人はこの本の内容を実行できるような資質の人は少ないと言わざるを得ません。
今の時代は変な話ですが、税理士としての資質や仕事振りではなく、いかに営業やマーケティングが出来るかだけが事務所の成長のキーとなっています。私達のエリアでも成長している若手の事務所は、ほぼ間違いなく所長がコテコテの営業を展開している事務所です。
皮肉ですが営業などをしなくていい職種と考えられていた士業の世界が、現代ではかなり営業力が問われる職種になってきたことを税理士志望の方は認識して欲しいですね。