yoshida's blog

京都で税理士をしている吉田貢のブログです。

M&A

敵対的買収が最近多いようですが、紳士服業界のバトルはコナカに軍配が上がったようですね。

コナカとフタタの経営統合、12月15日に決定

経営統合を決めた紳士服チェーン大手のコナカ(横浜市)と中堅のフタタ(福岡市)は19日、それぞれ取締役会で株式交換による経営統合の期日を12月15日と決め、両社は株式交換契約を結んだ。
11月15日にそれぞれ臨時株主総会を開き、株式交換への承認を得る予定だ。
12月15日の株式交換で、フタタの株主にフタタ株2・3株に対してコナカ株1株が割り当てられる。フタタはコナカの完全子会社となり、株式の上場は廃止される。
両社は近く「経営統合委員会」を設け、商品開発、販売促進、人事などの各部門で具体的な連携強化策の検討に着手する。

コナカとフタタが19日、福岡市で開いた共同記者会見で、コナカの湖中謙介社長は「販売促進で効率的な体制を作りたい」と述べ、営業・商品部門の一体化や、事務・システムの共有化などを進め、営業力の強化とコスト削減を進める方針を示した。業界首位の青山商事や、はるやま商事などに対抗するため、九州地区でフタタの新規出店に注力する考えも強調した。

(2006年8月19日22時41分 読売新聞)

敵対的買収ライブドアニッポン放送村上ファンドで有名になりましたが、以前読んだ長谷川慶太郎氏の「超格差拡大の時代」では、M&Aはデフレ時代における販売競争に対応する重要な経営戦略であり、またデフレに伴う「金余り現象」の結果、資金調達とそのコストが急速に低下する金融市場の変革と結びついている現象であり、一過性のものではないと述べていました。

従って、今後もM&Aは友好・敵対もあわせて数多く発生すると思われます。