yoshida's blog

京都で税理士をしている吉田貢のブログです。

素晴らしいコラム

日経ビジネスの2007.2.26号の有訓無訓

幻冬舎社長 見城徹氏のコラムが良かったので一部を紹介します。

出版界は既得権益に徹底的に守られた世界です。既存の価値観や常識を覆さなければ、歴史ある大手と戦って勝ち目はありません。だから、僕は常に「顰蹙はカネを出してでも買え」と言って来ました。「あいつは何だ。何をやるのか分からない」と思わせるような事をしない限り、善戦はしても圧倒的な勝利は得られないからです。

これは私たち税理士業界とまったく同じですね。何せ顧問先を取られた?とかいって訳のわからないクレームを税理士会にいう税理士が結構いるようです。(これ本当の話です。)

一方で、これは難しい事ですが、あまり勝ちすぎないことも大事だと思っています。勝因は必ず次の敗因を生みます。うまく行き過ぎる時は、それを疑わなければなりません。誰かを裏切っていたり、恨みを買っていたり。どこかに無理が生じているものです。2003年に上場しましたが、相撲にたとえると10勝5敗、11勝4敗を毎場所続けるのがビジネスとして理想だと実感しています。

経営者はどうしても全戦全勝を狙ってしまいます。負けてもいい勝負をどこかにつくるのは意外と難しいかもしれません。
短いコラムですが素晴らしいコラムです。機会がある方はぜひ一度お読み下さい。