yoshida's blog

京都で税理士をしている吉田貢のブログです。

相変わらずマスコミは軍事オンチ

護衛艦が進水したようです。

“空母型”新護衛艦が進水 「ひゅうが」と命名
ヘリコプター十一機が搭載可能で海上自衛隊の艦艇では最大級となる新型護衛艦の進水式が二十三日、横浜市の「アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド」横浜工場であり、「ひゅうが」と名付けられた。

排水量一三、五〇〇トン、全長百九十七メートルで、建造費は約一千億円。艦首から艦尾まで延びる広大な甲板を持つ空母のような外観が特徴で、ヘリ三機が同時に発着できるほか、高度な指揮通信機能を備えている。
ひゅうがは、これまで護衛艦で最大だったイージス艦「あしがら」(七、七〇〇トン)などを大きく上回り、補給艦「ましゅう」(一三、五〇〇トン)と並び海自最大級。
英海軍の軽空母にほぼ匹敵する大きさだけに「事実上のヘリ空母で、近隣諸国を刺激しかねない」と懸念する声も上がりそうだが、海上幕僚監部は「攻撃機を搭載する能力はない」と説明。「大規模災害時の輸送など多目的に活用できる」としている。
今後、対空ミサイルの取り付けなどを行い、二〇〇九年春に就役する予定
中国新聞 '07/8/23 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200708230301.html

この記事が特にピンボケとは思いませんが、今のところ各紙同じような記事で中国新聞はまだましだった為引用しました。
この護衛艦の特徴は、「空母型」とか「ヘリが何機運用可能」とか「軽空母に匹敵する大きさ」とかでは全然ありません。
おそらくこの艦の最大の特徴は、「高度な指揮通信機能」による司令艦としての機能でしょう。
つまり戦闘区域の少し後方より、航空機や他の護衛艦・潜水艦をデータリンクにより攻撃を指示し、多くの艦艇などを連携的に動かし、あたかも一つの意思によるような戦闘を可能にする事でしょう。
確かにこの護衛艦により艦隊全体としての戦闘能力は格段に向上すると思いますが、空母のような形だから近隣諸国を刺激するというのはピントはずれもいいとこです。