yoshida's blog

京都で税理士をしている吉田貢のブログです。

シミュレーション小説

私は、漫画のほかにもシミュレーション小説(いわゆる架空戦記物)が好きで結構読んでいます。以前は、大東亜戦争物が多かったのですが、最近現代物や近未来物も多く出ておりそちらのほうも結構読んでいます。
最近では田中光二氏の「天空シリーズ」の「天空の富嶽」を読みました。田中光二氏の本は結構好きですね。

天空の富嶽〈4〉戦略原潜「大和」 (歴史群像新書)

天空の富嶽〈4〉戦略原潜「大和」 (歴史群像新書)

第4巻で終了したのですが、これは2008年が舞台となっています。
話は長いのであまり書けませんが、2008年日米安保が破棄され南北朝鮮が統一された高麗共和国と中国から武力での攻撃及び弾道核ミサイルによる恫喝を受けます。そこに未来からやってきた「グレイ」と呼ばれる未来の日本人が、未来技術で作られたステルス爆撃機・サイバー空母・ステルス原潜、最後には戦略原潜まで日本に提供します。
中国との戦争に勝ち次にはアメリカとの戦争になるのですが、ハワイを占領した日本軍に対してアメリカは核攻撃をします。その報復として最後は戦略原潜でアラスカにSLBMを打ち込みます。(ここまでするとちょっとやりすぎのような・・・)

題名にもある富嶽という飛行機は、大東亜戦争の頃スバル(富士重工)の前身である中島飛行機を設立した中島知久平氏が考えていた飛行機で、現実としては完成しなかった飛行機です。
この富嶽は当時のアメリカ軍のB29をあらゆる点で凌駕する6機のエンジンを積んだ爆撃機で、これを数千機製造しアメリカ本土に爆撃をするというプランを知久平氏は持っていました。
当時の日本にそのような飛行機が作れるはずもなく計画は頓挫、幻の飛行機となります。

田中光二氏はこの富嶽に思い入れがあるのか他のシリーズでも登場します。

マンガといい今回の小説の話といい、私も一歩間違えればオタク税理士と誤解されてしまうかもしれませんね?(若干のオタク的素養がある事は自分で認めております。)