yoshida's blog

京都で税理士をしている吉田貢のブログです。

他の士業との付き合いの難しさ

税理士は仕事柄、他の士業の方(弁護士、司法書士、社会保険労務士、行政書士など)と結構お付き合いがあります。
もちろん仕事上の色々な相談をしたり実際に仕事をお願いしたりしていますが、別の見方からすれば他士業は一つの大きな営業チャネルでもあります。
私の知り合いのある司法書士などは色々な税理士に営業をして税理士がらみの仕事をよくしています。
その司法書士に例えば会社設立の仕事があり、その経営者が税理士を探しているとなると知っている税理士を紹介すると思うのですが、自分が知っている税理士の中でも自分にたくさん仕事を紹介してくれる税理士を紹介するはずです。
そうなると仕事の紹介は少ないけど、事務所の案件全てを普段からその司法書士に紹介している他の税理士からすれば、「あの司法書士はいつも仕事紹介しているのに全然紹介ないなあ。」ということになります。
この辺りのバランスは、他士業を大きな営業チャネルと考えていない税理士からすればあまり気にならないかもしれませんが、私は結構気になる方です。やはり紹介して紹介されてという関係でないと長いお付き合いは無理かもしれません。
税理士は比較的他士業に仕事を紹介する場合が多い職業だと思うのですが、私自身はやはり他の士業からの紹介も大いに期待しています。
また一方で顧客をどんどん紹介してくれるような営業力のある他士業の方は、やはり営業力のある税理士と組んでいるケースが多いと思います。
従って営業力のある他士業の方とのお付き合いを自分が望んでも、自分自身がある程度の営業力がないと協力関係は長く続きません。
税理士が現状でもし営業力のない他の士業の方としか付き合えないとしても、それは自分自身の営業力のなさが原因であり自省する必要があります。

私自身も他士業との付き合い方、まだまだ模索中です。