成長事務所とTKC
皆さん、TKCという会社を御存知でしょうか。
この会社はいわゆるオフコンメーカーといわれる会社で、会計事務所向けに会計・税務等のシステムを販売している会社です。(会計事務所以外にも販売はしていると思いますが比率は少ないと思います。)
私の事務所では税務ソフトはエプソン、会計ソフトはエプソンの財務応援・OBCの勘定奉行・弥生の弥生会計・JDLの工事台帳、それと何社かはTKCも使っています。
よく考えてみると京都の税理士の中でいわゆる成長事務所といわれる事務所ではけっこうTKC利用率が高いと思います。
この理由を色々と考えてみると以下の点があると思います。
- 全てTKCで運用する場合、管理がしやすい。
- 職員研修や情報提供が充実している。
- 特定業種の情報が多い(特に医業)
- 担当者が手取り足取り世話をしてくれる。
成長事務所の所長税理士は営業やマーケティングに忙しいので、TKCが職員の教育をしてくれたりまた所長にあまり管理能力がなくてもシステムがカバーしてくれるため、多少のコストは掛かってもTKCを利用しているような気がします。
ただTKCの場合は料金が従量制みたいなところがあり、全てのシステムをTKCにしてそこそこクライアント数が多い事務所だとかなりの料金を支払っていると思います。
またよくTKCは成功しているらしい事務所の見学会や成長事務所の所長の講演などもしていますが、これから独立開業してオフコンメーカーを選ぶ人に勘違いして欲しくないのは、TKCを導入したから成功するのではなく、成功している事務所がTKCを選んでいるケースが多いということですね。
私自身はTKCがどうのこうのとかは特にないのですが、「企業防衛」とか「自利利他」とか言われると若干引きますね(笑)