あなたは楽観派?悲観派?
昨年度のリーマンショック以降、様々な本が売られています。その中でもこのお二人の本は面白いです。
まずは楽観派の三橋貴明氏の2冊
- 作者: 三橋貴明
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/04/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 40回
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- 作者: 三橋貴明
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/30
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 23回
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次に悲観派の朝倉慶氏の2冊
大恐慌入門 何が起こっているか? これからどうなるか? どう対応すべきか?
- 作者: 朝倉慶(あさくらけい)
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2008/12/20
- メディア: 単行本
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- 作者: 朝倉慶
- 出版社/メーカー: ゴマブックス
- 発売日: 2009/04/28
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 23回
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この両氏の本を読んで面白いのは、今回のスーパーバブル崩壊の分析は両氏ともそれ程相違ないのですが、結論が三橋氏が「大恐慌に一人勝ちする日本」朝倉氏が「世界悪性はインフレの地獄に堕ちる」と両極端の予想が出る事ですね。
三橋氏の論調は長谷川慶太郎氏にかなり近く、今後デフレが続くと各国で公共投資が盛んになり、インフラ産業に強い日本が今後も伸びていき、インフレは絶対に起こらないというものです。
朝倉氏は各国が経済対策で国債を発行しまくり貨幣も同じように刷りまくっている状況を捉えて、日本も含めて債券の大暴落に始まるハイパーインフレを予想しています。
ただ朝倉氏の場合、本の推薦人があっちの世界に行ってしまった船井幸男氏という事と最後に金(ゴールド)を勧めるあたりは破綻本に良くあるパターンなのが残念なところですね。
経営者はとりあえずはこの4冊を読んでいただいて自分はどちらなのかを考えるのはいかがでしょうか?