キャバクラの経済学を読んで
私自身はキャバクラにはあまり行かないのですが、題名と値段(500円)につられて買ってしまいました。
- 作者: 山本信幸
- 出版社/メーカー: インデックスコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
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この著者は元々金融ジャーナリストですが、この本をはじめキャバクラシリーズで他にも本を出しているようです。
この著者が述べているキャバクラ経済とは
企業 → 社員へ給料 → キャバクラ店 → キャバ嬢 → ホストクラブ → ホスト → 高級車・宝飾品等(企業) とお金が回ることにより有効需要が生み出され経済が活性化するという理論ですが、確かに部分的にはそうかもしれませんがキャバクラにお金を払う男から見たら納得できないところもありますよね。
また著者はキャバクラにおける「擬似恋愛」を含め、みんなが恋愛をすることにより経済が活性化するという恋愛経済学を説いています。(このあたりは納得)
この本を読んでキャバクラはキャバクラで結構緻密な営業戦略をたてていて、いかにお客さんをキャバクラにハメようと努力しているかがわかりました。
この本の面白いところは、キャバクラが題材なのですがところどころに経済や経営の話を織り込んでいるところです。内容的には経済学の初歩の話ばかりで、「それはこじつけやろ〜。」と思うところもありますが、まあ値段が値段なので肩肘張らずに気軽に読んだらいいと思います。
この本を読んで以前キャバクラにハマっていた知り合いの司法書士の先生を思い出しました。