姑息な事するなよ、京都新聞!
今日は日曜日なので朝からゆっくり新聞を読んでいました
京都新聞9月17日の朝刊の15面の読書コーナーの書評を見ていると、小林よしのり氏の「いわゆるA級戦犯」の書評が出ていました。
- 作者: 小林よしのり
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
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私自身はこの本は読んでいませんし内容は良く知りません。
書評のタイトルとして「奥底にひそむ強い反米意識」とあります。
しかし、よく見るとこの書評変です。
他にも4冊ほどの本の書評が掲載されていますが、他の書評とは若干レイアウトが違います。そして、小林氏の書評のところには「出版最前線」と他の書評にはない副題がついています。
おまけに他の書評は、書評を書いた人の名前がはっきり掲載されているのに、小林氏の本は無記名です。
は〜ん、なるほど、京都新聞としてはこの文章は書評ではないと言いたいのですかね?
しかしその内容は書評そのものでおまけに他の本の書評の横に掲載されています。読者が見たらどう見ても他の書評と同様に書評としか見えません。(あと他の書評との違いはこの本を批判的に評論している事)
日本は民主主義の国です。自分の思想を出版することも自由ですし、その本をどう評論するのも自由です。京都新聞が小林氏の本を批判したいのなら、小林氏を批判する人に書評を書いてもらえばいいだけです。
このように書評を装った形で人の本を無記名(文中では編集部とある)で批判し、なおかつ「出版最前線」と副題を入れる事でその無記名を正当化しようとする行為、あまりに姑息過ぎませんか京都新聞さん?(それとも漫画に書評は書けないとでも言うのですかね?それともこの読書コーナー自体、共同通信作ですか?)